庭にひともと 棗の木

【今治南クラス】本日のできごと

「先生、あんなところにでかい大砲があるね!!」

先日、今治の沖合にある来島海峡の中にある小島に行きました。

港に着くと、すぐに見える榴弾砲(りゅうだんほう)と言われる大砲のレプリカがお出迎えしてくれました。

小島に行く前には港で児童一人ひとりに切符を買ってもらっています。公共の交通機関を利用をするための1つとしてお金を確認してもらいながらボタンを押しています。

また、船内でも声の大きさやとにかくのように過ごすと良いか、職員と話しながら移動しました。港に到着すると船員さんに「ありがとうございました!!」と元気よく挨拶もしています。

気持ちの良いスタートが切れました。

島はそんなに広くないのですが、児童たちにどの道を歩きたいか希望を聞きながらグループで自由に散策をしています。帰りの船の時間だけは伝えていましたが、児童から「こっちに探検してみたい。ここなら時間までに行けると思う」「ここなんか怖そうだけど、面白いから行ってみたい!まだ時間あるよね?」と時間を確認しながら歩いています。

職員は、できるだけ希望に沿いながら怪我のないように一緒に進んでいます。

島の遊歩道は、ボランティアの方が手入れをしてくださっているようなのですが、この暑さのためすぐに草葉が茂っています。

また、先日からの雨のため、山から流れ出た腐葉土が道を覆っていますので、足元を見たり、必要なときには枝を避けたり体を屈ませたりして歩いています。

ながら、自然のアスレチックと言ったような場所でした。

その日はメインで展望台まで行くことにしましたが、小高い山まで行くのに、急な斜面が多く「まだかなー」と言いながらも、砲台跡地を通り抜けた先にある急な階段を登りました。

ここの階段は傾斜もきつく段差も高さがあるもので、大人の私でも少しきつく感じる場所でしたが、児童は頑張るぞと言いながら最後まで登りきることができています。

そこから見える景色は、晴れた瀬戸内が一望できる場所でした。

児童は最後まで展望台に諦めずに行けたことに満足げだった様子が窺えて「しんどかったけど、あんなところまで行けた!」と達成できたことに笑顔で職員に話しています。

街の中を歩くの面白いのですが、やはり虫の鳴き声や草木を潜ったり、自分で新しいものを見つけたり、足元や体に注意しながら少し険しいと思うような山道を歩く楽しさやゴールまで到達できた!が経験できるのは自然ならだと思います。

「先生、また探検したい!」と希望がありましたので、寒くなる前に都合をつけてまた行きたいと考えています。