ここのところ全国的に天災等が多く、今年も愛媛では地震がありました。
職員も実施していますが、児童にも体験日に防災伝言ダイヤルを体験してもらいました。あまり児童には馴染みがないかもしれないのですが、公衆電話を実際に使ってみて伝言を残しています。
今はスマートフォンがあり公衆電話を使う機会がないようですので「先生、10円はいつ入れるん?」と公衆電話に入って児童から職員に尋ねています。先に受話器を取って10円を入れて操作するように伝えています。伝言を残す場所の電話番号は今回キート今治南クラスの電話番号で入れてもらいましたが、メモに書いてある電話番号を一つずつ見てプッシュ式の番号も一回一回押しています。数字を見ながら押すのが「難しい、間違えた!」とやり直している児童もいます。目の運動の一つになっているところでしょうか。手の位置なども思っていたのと違うところを触っていたようです。
音声案内に従って操作をしてから伝言を残しています。伝言は30秒ですので」前もって職員が渡していたプリントを見て伝言内容を考えています。
「〇〇(名前)です。今⬜︎⬜︎公民館です。一緒にいるのは△くんです。次は6時に電話をします」ときちんと言うことができています。その後体験を終えてから伝言の再生をしてきちんと伝言を入れられたか確認をしていますが「ちょっと声が小さいな」「◯◯さんのはちょうどいい声」と振り返りをすることができています。
非常時にはスマートフォンや固定電話も使えない時があります。キートから帰って児童から保護者の皆さんに「こんなことしたよ」と伝言ダイヤルのことをお話することで、少しでも情報の一部として持ち帰れたり、キートを利用している児童が成長した時に自分で自分の身を守れたり安否確認の連絡方法等を少しずつ覚えてもらえるようにしたいと考えています。今後も体験日には児童に一人一人体験してもらう予定にしています。