擦り出してみる✏️

【今治南クラス】本日のできごと

今日はアイビーの葉を元にしてフロッタージュ(擦り出し)に挑戦してもらいました。葉っぱの上に紙を置き、色鉛筆で擦ってもらうと、葉っぱの形や葉脈が浮き上がってきます。絵を描くことが苦手な児童にも取り組みやすい遊びの一つだと思います。

擦り出しは葉っぱなどの身近にあるものの模様や大きさ、形に意識を向けることでその素材がもつ特徴に気づけます。また、こすり出しの技法はある程度こする力の加減が必要となり、模様が浮きでるまで根気よく続けて取り組むことが必要になります。

今日はアイビーの葉っぱを擦り出してもらっていますが、全く同じ形で、同じ大きさになるのに興味を持ちながら「先生、何でこんなになるの?」と尋ねながらも葉っぱの形が浮き出てくるまで、しっかりと色をつけています。その後には、自分から「先生、こんなのもしてみる」と職員に話しながらアイビーの葉っぱに沿いながら、色鉛筆で縁取っていました。

今日はアイビーの葉で試したもらいましたが、これからの季節は落ち葉を拾って色々な形や特徴を知ってもらう良い機会になるかもしれません。夏から秋に移り変わりますが、季節感を感じてもらいつつ、何気なく感じている季節の移り変わりを職員が言語化することで、児童が想像力を働かせたり、その想像力が子どもたちの好奇心を刺激できる様な作品作りを勧めていきます。