運動療育(方法・効果編)

【今治北クラス】本日のできごと

運動療育について

基本的には職員との1対1での個別療育を行っていますが、以下の場合には小集団での運動療育を取り入れることもあります。

①療育予定の児童がお友達との運動を希望したとき

②声をかけたときに一緒に遊んでいたお友達が希望したとき(運動内容的にお友達が参加しても支障がない且つ療育予定の児童の了承を得た場合)

③他の児童との関わりが少なく、誰かと関わってほしい児童の運動療育を行うとき

④伸ばしてもらいたい能力(目標)が同じ児童がいる場合

いざ、運動療育開始!

楽しくなければこどもは遊んでくれません。(職員が楽しんでいなければこどもも楽しくありません。)

ということで、児童には「何して遊びたい?」と尋ねます。

目の前にいる児童が今好きなことや頑張って練習していることを知ることができます。また、「○○したい」と自分の気持ちを言える、○○と○○どっちしたい?と聞かれたら自分の気持ちを言える、言われたことをやる、などその児童の特性も知ることができます。児童が提案してくれた遊びから、職員も「そんな遊び方があったか!」と学ぶこともあり、他の児童への遊びの提供幅も広がります⭐️

やりたいこと・得意なことをやったら「僕、得意なんよ!」「凄いやろ!」との発言も聞かれ、自己肯定感・有能感も育ちます✨頑張って練習していることが上達したら「できた!」という喜びが生まれ、自信に繋がります✨一緒に喜び、その瞬間を共有することで、児童との絆も深まります。上手くできなかったときには何が原因か、何をどうしたらできるようになるかを考え、それを伝えたり、それが身につく遊びを提供することで、まさに療育となり、職員の役割の遂行・達成感・自信にもつながります⭐️

ところが…児童が好きなことだけをやっていると、遊びの幅が広がらなかったり、「○○ができるようになってほしい」という保護者の思いが児童に届かなかったりします😢職員が知りたい部分も知れず、伸ばしてもらいたい部分を伸ばせないということもあります。

そのため、「お母さんが○○さんには☆☆ができるようになってほしいって言ってたからちょっとやってみない?」「先生、○○さんにこんなことやってみてもらいたいな」「これ面白いよ、やってみない?」とこちらから促すこともあります。

競争が好きな児童には競争心を煽るような遊びを用意して職員との対決にして提供したり、何をするか分からなくて不安な児童には事前にサーキットを用意して見える化してから運動療育に参加してもらったり、言葉での理解がしづらい児童には絵カードを用意して「AかBのどちらかしませんか?」と声をかけたりと児童に合わせて、提供方法や提供内容を工夫しています😊

お互いの気持ちを尊重し、譲りつつ促しつつで楽しく遊んで、お互いの成長に繋げられたらと思います😆

※ 小集団療育や集団活動にもそれぞれ良いところがあるので、個別の運動療育の時間とは別に適宜取り入れて行っています!

この記事を書いた人
上田 梨恵

卓球、フットサル、スノーボード、ボルダリング、釣り、様々な活動に挑戦中です!すぐに笑ってしまい、くすぐりに弱いですが、周りの変化には強いです。【今治北クラス担当】保有資格 : 作業療法士

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