今年5月
ペープサートを使ったビジョントレーニングを嫌がる児童のために、ジオボードで作ったその児童が好きなキャラ“初音ミク”の見本を用意してみました。「これ(ペープサート)がイヤならこれ(ジオボード)に挑戦してみませんか?」と声をかけますと「初音ミク!やってみようかな…」と挑戦してくれています🤩しかし…「難しい…もうやめます」と途中でやめてしまいました😣
そう…ジオボードはペープサートよりも目を行ったり来たりさせる必要があり、工程数も多く、指先の細かな動きも必要とし、ときには輪ゴムを何重かに捻ってから引っ掛けるという難しい動きも必要とするので、案外難しいんです😫
今年9月
「学習したくないです。これ(ペープサートを使ったビジョントレーニング)もしたくないです」と言う児童。「久々にこれ(ジオボード)挑戦してみませんか?」と声をかけますと「それならやろうかな…」と❗️今回は見本をよく見て、「ここはこう、ここは…こっちか」と試行錯誤しながら完成することができています👏
さらに、「ここはこうの方が良くないですか?」と顔の輪郭をアレンジしてくれました✨
次来所したときも「あれします」と自分からジオボードを希望してくれました😊
さらに!「今度は五等分の花嫁のミクがいいです」と希望を伝えてくれました。職員が見本を作ってみましたが、あまり完成度が良くなく…児童にも見てもらいましたが…「却下!」でした笑
同じく、学習もペープサートを使ったビジョントレーニングもイヤがった別の児童。普段少し上手くいかないと直ぐにイライラしがちな児童ですが、ジオボードで作った児童が好きな初音ミクの見本を見てもらい、「これどう?」と声をかけますと「初音ミクや!ありかな、やってやろう」と食い気味に挑戦してくれています。間違えているところがあり、「ここはこっちだよ」と声をかけても冷静に対処され、分からないところがあるときには「先生、これどこ?わからん」とイライラすることなく落ち着いて職員に尋ねられています。お友達から「イライラする?」と聞かれると、「初音ミクでイライラなんかするわけないやん!」と言われており、最後まで集中して完成することができました。完成品を「このまま置いといて!」と言うほとでした!好きなモノの力ってスゴい❗️と感じる瞬間でした!(◎_◎;)
ファンタカラーとジオボードは、ペグ(ピン)や輪ゴムの数に限りがあり、絵を表現できる幅や高さなどにも制限があるため、完成度がやや欠けるモノもあります…しかし❗️好きなモノを通して、ビジョントレーニングや微細運動に繋がるよう、職員皆で協力してキート今治北クラスの児童が好きなキャラクターのファンタカラーとジオボードの見本をいくつか用意しました。
これからも複数の児童に勧めて、たくさんのキャラクターに挑戦してもらったり、自分で新たなキャラクターや模様を作ってもらったりして、ビジョントレーニング・微細運動だけでなく、イメージする力も育んでいけたらなと思います(^∇^)